こんにちは。緑橋です。
クラシックなんてつまらないわけがないので、今回の記事ではとりあえずクラシックの分類について雑にテキトーに分かりやすく面白く!解説してみます。分類と言っても歴史で分けているだけですが、まあだいたい分かると思います。
バロック ─16~18世紀:バッハとかつらの時代─
いや古代、中世、ルネサンスはどうした!って博識な方からクレームが来るかもしれないですが、ちょっと飛ばしちゃいます。一般的にクラシックはここら辺から知名度が高いので。
「バロック」というのは「いびつな真珠」という意味です。バロック真珠は聞いたことある方ももいらっしゃるのではないでしょうか。綺麗ですよね。
この時代はバッハです。他にもなんか沢山いますが、とりあえずバッハです。かつら被ったいかめしいおじさんです。バッハおじさんの曲も、いかめしいです。性格もいかめしいです。いかめし…頑固すぎてムショ入りしたこともあります。分かりやすくていいでしょう?

・無伴奏チェロ組曲 第一番
・バディネリ
↑ここら辺がまだ聞きやすいかと。
キーワード: 荘厳・厳粛・神聖・教会のオルガン・構成美・完璧主義
古典派 ─18~19世紀:ソロアーティスト爆誕─
ついに「音楽の商品化」という現代に至るまで古今東西の音楽家たちによって脈々と受け継がれている行為が始まりました。世界初の完全独立した音楽家、それがベートーヴェンです。ベートーヴェンより少し昔の時代のモーツァルトは、貴族に曲を献上することで日々を食いつないでいる部分がまだ残っていました。
この時代はモーツァルトとベートーヴェンです。モーツァルトは明るく優雅で可愛い感じです。ベートーヴェンはジャジャジャーン!!!みたいな、激しくてシリアスな曲が多いです。モーツァルトの性格はただの変態、ベートーヴェンはただの奇人です。二人揃って仲良くぶっ飛んでますね。

・クラリネット協奏曲
・フルートとハープのための協奏曲
↑どちらも可愛くて美しくて、ちょっぴり不穏。

・テンペスト 第三楽章
・第九 二楽章
↑聞きやすくてかっこいいのを選んだつもり。
キーワード: 壮大・完成形・個性あり・感情あり・庶民派
ロマン派 ─19世紀:燃え上がるロック魂─
アツい時代がやってまいりました。世はまさに音楽戦国時代、有象無象のソロアーティストたちが次々と生まれ、どうにかこうにか一曲でもバズろうと必死にあがく厳しい世界です。今とそんなに変わりませんね。
そんな中で、豊かな個性が大爆発した音楽家たちがいました。彼らはピアノやオーケストラを駆使し、おのれの魂の叫びを高らかに歌い上げていきます。
とりあえずショパンが知名度断トツなので覚えておいてください。BMIは驚異の15、ヒョロヒョロな身体の内に熱く燃え盛る魂を持った、ギャップが凄まじいお方です。

・別れの歌
・英雄ポロネーズ
↑とにかくかっこいい。
キーワード: 超個性派・感情爆発・ロック魂・パフォーマンスあり・技巧的
印象派 ─19世紀~20世紀:景色みたいな曲!?─
「印象派」といえば絵画の方がよく知られていますよね。モネやらルノワールやら。明るくて淡い色を使った絵が思い浮かぶと思います。そのぼんやりした感じを曲に落とし込んじゃったのが、この時代の音楽家たちです。
ドビュッシーが有名どころ。まあ本人は「印象派」と呼ばれるのが嫌いだったみたいなんですけど、分かりやすいのでこれからも呼ばせて頂きます。分かりやすいので。
ちなみにドビュッシーはモネやルノワールと仲良しでした。世間って狭いですね。

・月の光
・喜びの島
↑光や波・船の揺れ動く感じがたまらないですね。
キーワード:自然派・ビジョン・ふんわり・流れるよう・絵画・自由主義
近現代・現代 ─20世紀~21世紀:迷走しちゃったクラシック界隈─
まあ、ちゃんと分かる人が聴けば迷走はしていないんでしょうが。ただ普通のエンタメとして消費するにはちょいと難しさが勝ってしまっているようにも思えます。小難しい理論とかがありすぎて、私にはよく分かりません。もちろん良い曲もあります。
ジャズの要素も入ってきています。とりあえずガーシュウィンあたりを知っておけばいけると思います。多分。

・ラプソディー・イン・ブルー
・確かな感じ
↑ジャズとクラシックを合体させた感じ。かなり聴きやすい。
キーワード: 難解・理論派・他ジャンルと融合・混沌・不協和音
現在 ─クラシックはどこに潜んでいる?─
さて、現在にたどり着きました。今では、「クラシック?ああ教科書に載ってるやつ!」みたいに、クラシックはまるで図鑑にしか存在しない生き物のように扱われています。
実際は存在するのです。今でも。ただ、「クラシック」という分類には括られていません。あくまで個人の意見ですが、ゲーム音楽がクラシックの形態に近いのではないかと思っています。比較的、弦楽器やピアノが使われることも多いジャンルなので、私はゲーム音楽から現在のクラシックの息吹を感じたり感じなかったりしています。
まとめ ─クラシックはつまらないわけがない!!─
頑張って面白くなるよう書いてみましたが、楽しんで頂けたでしょうか?もしそうならば嬉しい限りです。
察しのいい方はお気づきでしょうが、クラシックの真の面白さは「作曲家」にあります。長ったらしいつまんない曲でも、作曲家の性格やらエピソードやらが分かっていれば「ああこれは変態が書いた曲なんだな、なんで変態のくせにこんな綺麗なんだ…」とか、「これはヒョロヒョロが書いたのか、その割に体力使いそうな激しい曲だけどいけるかこれ…??」とか思えて、ちょっと楽しくなるわけです。クラシックの曲自体はスルメみたいなもので、最初は刺激足らずに思えて味気ないですが、何度か聴き込めば好きになれます。
天才は皆どこかぶっ飛んでいます。そのぶっ飛び具合を、今後記事にしていけたらいいなと思います。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
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