WAISの結果でひと笑い

心理学

1か月ほど待ちに待ったWAIS-IVの結果が遂に出ました。オンライン面接での心理士さんの解説は「おいおい2万も掛けたんだからもうちょっと詳しくフィードバックしておくれよォ」という程度のものでしたが、とにかく非常に面白くネタになる結果が出たので語っていきます。

こちらを先に読むといいかも→WAIS-IV(知能検査)について【雑解説&感想】 | Midoribashi’s Library

※やっぱり「です・ます」の方が人に優しくなれますね。戻します。

数値

これを見なくちゃ始まらないので見ていきましょう。

全検査IQ:125

言語理解:141

知覚推理:109

ワーキングメモリ:112

処理速度:114

バチクソに言語理解が高い典型的な凸凹凹凹となって御座います。

正直、言語理解141という数字を初めて見たとき「なんじゃこりゃあwwwwwwwmm9(^Д^)プギャー」が真っ先に頭の中に出ました。確かに1か月の間、練りに練っていた数値予想合戦ではおそらく一番出来がいいだろうということは想定済みでしたが、まさかここまでとは。130とか全然超えちゃってるよ。言語理解MENSA余裕で入れるよ(そんなものはない)。

他はまあ予想の範囲内かつ凡人ちょい上な結果でした。強いて言うならば知覚推理が110台に乗ってほしかったな、という願望がありますね。

全検査IQは125です。割と嬉しいですね。どう考えても言語理解様が他3名を引き上げてくれている感が否めませんが。安心して「天才(笑)!最高ひゃっほーー」と言えるのではないでしょうか。

緑橋
緑橋

天才(笑)!最高ひゃっほー

ディスクレパンシー

結果を見るうえでかなり肝となってくるのがディスクレパンシー、一番数字が高い指標と低い指標の差異の大きさです。私の場合は141-109=32となっています。

通常、発達障害の診断を行う上で参考にするのがこのディスクレパンシーです。15もあれば発達障害の可能性アリ、30を超えたら発達障害確実…らしいのですが、私は32もあります。

ってことは発達障害じゃない?と思われるでしょう。

心理士さんにも一応やんわり訊いたのですが、アンサーとしては「優秀ですねー、困りごともそんなにないと思いますよ(意訳)」でした。私の考えとしても、発達障害の診断に一番重要なのは本人がどのくらい困っているのか、もっと言うと、日常生活に支障をきたすレベルなのかどうかだと思っているので、私はおそらく発達障害ではないと言えます。ぱっと思いつく酷い困り感(ADHD、ASD的なもの)もありませんし。

余談ですが、発達障害の診断基準は医師や病院によってもまちまちであり、WAISは発達障害の診断によく使われるものの、あくまで参考程度に捉えるべきだそうです。

納得した部分とそうでない部分

言語理解がバカ高いと知って腑に落ちたいくつかの事例を紹介します。

・絵本を一人で読み始めた(眺め始めた?)のが0才10か月

・本好きで小6でシルマリルの物語(聖書並みの重量感があるトールキン作品)に手を出していた

 ※もちろん聖書にも手を出していた

・二次創作の小説を初めて書いた時、言葉とイメージがするする出てきてなんかやたら書きやすかった

・論文や専門性の高い本を読むハードルが人と比べて低い

・昔から言語思考が強い

・文章の推敲ぐせが強い、こだわりも強い(リズム感を考えたり構成を考えたり句読点の位置を考えたりするのに一晩使う)

・国英が数理に比べて明らかに得意

・コミュニケーションにおいて言い方にかなり気を遣うため言葉が原因となる人間関係のトラブルを引き起こしたことがない

特に腑に落ちなかったものも紹介します。

・音楽は歌詞より音・メロディ重視(なんなら歌のないインストの方が好き)

・国英(特に国語)が相対的に得意ではあるもののめちゃくちゃ成績良いという訳でもない

・言葉遊びなどの発想系が得意という訳でもない

・周囲と比較して口数が少なく、おとなしく、弁が立つ方ではない

ことさら音楽に関しては歌詞を全く重要視しない聴き方をしている自覚があります。たとえバンドでコピー曲を演奏しようが、私は自分のベースを弾くために必要な情報、つまりベースラインと曲のメロディ、構成以外はほぼ覚えていません。歌詞?何それ美味しいの?状態です。歌は日本語ではなくただの1楽器の音として耳に入ってきます。

クラシックは至高です。オペラ等を除けば純粋に音を楽しめるのですから。

ただそんな私でも「これは…!!」と思える美しい歌詞の曲がこの世にいくつかあります。語ると長くなるので、詳細はまた別の記事に書こうと思います。

いうて言語理解なんぞ、類似以外お勉強すればどうとでもなるしな

検査項目について触れるので検査を受ける予定のある方は読まないことを推奨します。

まあ、類似もお勉強すればどうにかなっちゃいそうですが。

言語理解の下位検査のうち、単語、知識、理解辺りは教養的な知識さえあれば全然高く出ると思います。類似に関しては説明能力と関連付けスキル、抽象概念の根本理解が必要になってくると思われるので、ちょっと難しいような気がします。

ところで、言語理解指標は「結晶性知能」という知能因子に深く関わっているそうです。結晶性知能は学習や経験を通して得た知識を活用する能力の事を指します。もう一つ、「流動性知能」は未知の物事に対する理解能力、問題解決能力、推理力のことを指します。もっと知りたければぜひ調べてみて下さい。

流動性知能は20代をピークに後は低下する一方ですが、ありがたい事に結晶性知能は60代まで上がり続けるうえ、その後の低下も緩やかなのだそうです。言語理解の高さは一生の宝物になりそうなので、大いに喜びたいところですね。

たかが知識。されど知識。ただ知っていたか知らなかったかの違いだとしても、この世を生き抜くためにはやはり大事なものなのかもしれません。

余談ですが、類似問題の例題みたいなものを考えてみました。

「意識」「無意識」この二つの共通点は?

対義語というのは同じジャンル内の真逆の意味なので、むしろ一周回って似ているのかもしれません。

おまけ

言語理解「だけ」がやたら高いというのは口先野郎になりそうなリスクがありますね。

母親からは未だに「とんちみたいなこと言わないで」やら「なんでも大げさに言うよね」「口だけ言ってどうせやらないくせに」とたまに言われます。基本的に口数が少ないタイプにも関わらず、です。幼い頃は「言い訳するな」と言われてそれこそ訳が分からなかったことをなんとなく覚えています。

まあぼちぼちやっていきましょう、言語理解だけ高い同志たちよ(笑)。

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