真実とTeユーザー・生月天中殺 Ⅰ

ネオユング

真実を隠し通せば真実から十分逃げ切れるのか?

否、いずれ真実の方が追い付いて、その身を亡ぼすことになるだろう。

これはネオユングの視点で言うところの、Ti(真実)からTeユーザーは逃げられない、ということである。そして、特にINFPのTiデーモンに言えることである。Teユーザーは体裁と評判、立場や権力の保持を優先する本能を持っている。真実・事実と言うのは力や立場を追い求め、維持する上でしばしば不都合なものである。では隠蔽してしまおう。言わなきゃいい。バレないように辻褄を合わせればいいじゃん。都合よくルールとかも解釈しちゃえばいいじゃん。

察しの良い人ならばお気づきかもしれないが、これは特に政界においてよく表れる現象だ。

算命学の視点で考えてみよう。算命学は陰陽五行説を基にしている。陽があれば陰がある。陽が強くなるほど、その影は濃くなり、ヘドロのように凝り溜まっていく。表で陽、即ちクリーンイメージを保とうとしている政治家ほど、裏では陰湿な取引をしている。それと同じである。陽ばかり強調し、陰、影の部分と向き合わねば、いずれ影が増幅し、爆発し、身の破滅を以て自然のバランスは保たれる。算命学が無常の学問と言われるのも納得である。

では、破滅しないためにはどうすればいいのか。

時が来たら己の立場を叩き壊し力を手放し、評判を落としてでも真実と向き合う」。これだけである。

ただ、実際にできるのは限られた人間だけであると思う。誰だって一生懸命積み重ねて守り抜いてきた自分の居場所や評価を全部犠牲にするなんて躊躇するに決まっている。しかし、これをすべき人間がいるのである。具体的に言うと、生月天中殺を宿命に持っているTeユーザーが果たすべき使命だと思われる。

生月天中殺を宿命に持つ人間は「家系」及び「自分の居場所」が中殺されている。中殺、というのは不安定になる、頼れない、信頼できない、などの意味がある。要するに仕事なら自分の職場、組織、あるいは実家などに頼ってはいけない=精神的、現実的に独立すべき、という運である。ついでに言うと、心理的に他者に依存することも許されない宿命だと思われる。自分以外の外部を完全に頼った瞬間にその「外部」が崩れるというか、そういった不安定さがある。この世で信じられるのは自分だけ。人生で起こる全ての事の責任を取れるのは自分だけ。全き孤独の宿命である。

常に針山の上で綱渡りをしている感覚。その不安定さを引き受けて、笑い飛ばして楽しめるようになれば貴方も一流の生月天中殺者…かもしれない。

さて、上記の宿命を存分に生かし、リスクを侵して真実を世間に伝えることができた人の例と、逆に真実の報いを受けた人の例がある。ただ、後者は「個人」だけでなく「組織」の問題でもあると思われる。というか、むしろそちらの方が大きいような。

次回以降は彼らのことを紹介、解説しようと思う。

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